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歯ぎしり・食いしばりを指摘された方へ|ナイトガード相談前に整理しておきたい3つの観点

歯ぎしり・食いしばりを指摘された方へ|ナイトガード相談前に整理しておきたい3つの観点

こんにちは。がもう四丁目歯科です。

「歯科衛生士さんから"歯がすり減っていますね"と言われた」 「家族に"夜、歯ぎしりの音がしている"と指摘された」 「朝起きると、なぜか顎が疲れている・こめかみが痛い」 「被せ物や詰め物が、よく取れる・割れる」

こうしたお声で来院される方が、最近とても増えています。

歯ぎしり・食いしばりは、ご自身ではほとんど自覚できないのに、歯と顎に静かにダメージを蓄積させていく**"見えない負荷"**です。 今日は、ナイトガードを検討する前に知っておいていただきたい基本を、3つの観点で整理してお伝えします。


なぜ歯ぎしり・食いしばりが、こんなに問題視されるのか
まず知っていただきたいのは、人が噛む力の大きさです。

普通に食事をしているときに歯にかかる力は、おおよそ自分の体重と同じくらいといわれます。 ところが、夜間の歯ぎしりや無意識の食いしばりでは、その2〜3倍の力が、しかも長時間にわたって歯にかかり続けることが分かっています。

仮に体重60kgの方なら、120〜180kgの負荷。 それが毎晩、自分の歯と顎にかかっていることになります。

しかも、この力は次のような厄介な特徴を持っています。

本人に自覚がない(寝ている間・集中している時に起こる)
痛みが出にくい(顎や歯ぐきに違和感が出るころには、すでに進行している)
積み重なる(1日では問題にならなくても、10年・20年で大きな差になる)
つまり、歯ぎしり・食いしばりは**「静かに進行する、お口の生活習慣病」**ともいえる存在なのです。


このまま放置すると、何が起こるのか
歯ぎしり・食いしばりを長く放置した方のお口には、いくつかの典型的な変化が現れます。

① 歯がすり減る・欠ける・割れる
最もよく見られるのが、噛む面の摩耗(まもう)です。 本来とがっているはずの奥歯の山がなくなり、平らになってきます。さらに進むと、歯のヒビ・破折(はせつ)につながり、最悪の場合は抜歯になることもあります。

神経を取った歯はもろくなっているため、特に割れやすく注意が必要です。

② 詰め物・被せ物が、よく取れる・割れる
時間をかけて作った被せ物が、数年で割れたり外れたりを繰り返す。 原因が虫歯ではなく、噛む力そのものにあるケースは少なくありません。

セラミックやインプラントなど、せっかくの自費治療を長く持たせるためにも、噛む力のコントロールは欠かせない要素です。

③ 知覚過敏・歯ぐきの退縮(たいしゅく)
噛む力が一部の歯に集中すると、歯と歯ぐきの境目に応力が集まり、エナメル質が欠けたり、歯ぐきが下がってきたりします。 冷たいものがしみる症状の背景に、噛む力の問題が隠れていることがよくあります。

④ 顎関節症・顔まわりの不調
朝の顎のだるさ、こめかみの痛み、口を開けるときの音、肩こり・頭痛――。 これらは、長年の噛みしめが顎関節や咀嚼筋(そしゃくきん)に蓄積したサインとして現れることがあります。

⑤ 歯周病の進行を早める
過剰な噛む力は、歯を支える骨にもダメージを与えます。 歯周病があるところに過剰な力が加わると、進行スピードが大きく速まることが知られています。

「歯ぐきの治療をしているのに、なかなか改善しない」――こうしたケースで、噛む力のコントロールを並行して始めると、回復がスムーズになることがあります。


ナイトガード相談前に整理しておきたい3つの観点
ここからが本題です。 ナイトガードを検討する前に、ぜひ次の3つを整理しておいてください。

観点① 自分は"どのタイプ"なのかを知る
歯ぎしり・食いしばりには、いくつかのタイプがあります。

グラインディング:上下の歯をギリギリとこすり合わせる(音が出るタイプ)
クレンチング:上下の歯をぐっと噛みしめる(音が出ない・本人も気づきにくい)
タッピング:上下の歯をカチカチと小刻みに当てる
このうち、最も自覚されにくいのがクレンチングです。 日中の集中している時や、就寝中に起こります。歯がすり減っている自覚はなくても、舌の縁に歯の跡がついている・頬の内側に白い線がある方は、クレンチングが疑われます。

タイプによって、対応するナイトガードの設計や使い方が変わります。

観点② "保険のナイトガード"と"自費のナイトガード"の違いを知る
ナイトガードは、保険診療と自費診療のどちらでも作製できます。

保険のナイトガード 比較的柔らかい材質で作られていることが多く、費用負担は少なめです。ただし、強い噛みしめに対しては寿命が短く、半年〜1年で穴があく・破れることもあります。
自費のナイトガード 硬質レジンなど耐久性の高い素材で作製し、噛み合わせの調整も含めて緻密に仕上げます。耐用年数が長く、噛み合わせの再構築を意識した設計が可能です。
どちらが優れているという話ではなく、目的と噛む力の強さに合わせて選ぶものです。 「まず保険で試して、力が強すぎて持たないようなら自費に切り替える」という進め方もよくあります。

観点③ ナイトガードは"つけて終わり"ではない
ナイトガードは、装着すれば全てが解決する道具ではありません。 あくまで、歯と顎へのダメージを減らし、時間を稼ぐためのものです。

その時間を使って、

噛み合わせのバランスを整える
過去の被せ物・詰め物を見直す
必要があれば、矯正や補綴で根本から改善する
ストレスケアや日中の食いしばり対策を併用する
といった対応を組み合わせていくことで、本当の意味でお口の健康が守られていきます。

「ナイトガード=対症療法、その先の根本対応=本治療」というイメージで捉えていただくと、判断がしやすくなります。


こんな方は、一度ご相談ください
家族から歯ぎしりを指摘された方
朝起きたときに、顎・こめかみ・頬の周りに違和感がある方
歯がすり減ってきていると言われた方
詰め物・被せ物が短期間で取れる・割れることが続いている方
神経を取った歯を、できるだけ長く持たせたい方
セラミック・インプラントなど自費治療を予定している方
歯周病の治療を続けているが、なかなか改善しない方
ナイトガードは、症状が大きく出る前に始めるほど、効果が出やすい対策です。


まずは、噛む力の"痕跡"を確認するところから
がもう四丁目歯科では、ナイトガードのご相談を、

歯の摩耗・ヒビの確認
頬・舌・歯ぐきの痕跡チェック
顎関節・咀嚼筋の触診
必要に応じた噛み合わせの分析
といった診査からスタートします。 そのうえで、ナイトガードが本当に必要か、どのタイプが合うか、保険・自費のどちらが向いているかを、患者さんと一緒に考えていきます。

「歯ぎしりを指摘されたけれど、本当に治療が必要なレベルなのか分からない」 「ナイトガードを作る前に、まず話だけ聞いてみたい」

そんな段階のご相談で大丈夫です。お気軽にお声がけください。


ご予約・お問い合わせ

医療法人 がもう四丁目歯科

〒536-0004 大阪市城東区今福西3丁目1-3 M'プラザ蒲生四丁目駅前1階

(地下鉄蒲生四丁目駅 2番出口 徒歩10秒)

TEL:06-6180-9991

初診専用ダイヤル:0120-619-758

【監修】医療法人 がもう四丁目歯科 理事長 廣松秀隆