歯周病|審美性重視の痛くない治療なら、城東区、京橋のがもう四丁目歯科
蒲生4丁目駅3番出口 徒歩10秒
06-6180-9991
歯周病とは、細菌が原因の感染症です。
人間のお口の中には、常に300〜500種類の細菌が存在しています。 細菌は食べかすをエサにネバネバとした菌膜(バイオフィルム)を形成し、歯垢として歯の表面などにこびりつきます。歯垢をすみかに増えた細菌が、歯周病を引き起こします。
歯垢は歯磨きで100%除去することは難しいといわれています。磨き残した歯垢が溜まり続けると歯石と化し、新たな細菌の温床となって、歯周病はさらに悪化してしまいます。
歯周病は、初期段階では痛みなどの自覚症状がほとんど出ません。
以下の症状を感じ始めたら、すでに歯周病が進行している場合が多いので、お早めに当院にお越しください。
歯周病でお悩みの方からは「毎日歯磨きをしているのに…」という言葉を聞くこともあります。そういった場合には、次のことを確認してみてください。
「ご自分に合った歯ブラシを選んでいますか?」
「古い歯ブラシをいつまでも使い続けていませんか?」
「歯ブラシの正しい持ち方を知っていますか?」
「歯ブラシを当てる位置は適切ですか?」
「歯磨きにどのくらい時間をかけていますか?」
この質問でわかることは、きちんと歯磨きができているかどうかということ。
磨いているつもりでも、磨けていなかったという事実が、歯周病を引き起こしているのです。
多くの方は自己流でブラッシングをしています。患者さまの歯列に合ったブラッシング方法を、歯科医院で習って続けていくことが、予防に役立ちます。
また、歯ブラシだけでは難しい部分は、歯間ブラシやデンタルフロス、部分磨き用の歯ブラシ(タフトブラシ)といった、補助器具も併せて使用するとよいでしょう。
健康な歯ぐきは薄いピンク色で、歯と歯の間の部分がキュッと引き締まった三角形をしており、歯ぐき表面にはスティップリングとよばれる、みかんの皮のようなくぼみが見られます。
通常の歯磨きで出血することはありません。
歯を支える歯槽骨まで健康なので、歯がぐらつくこともありません。
初期の歯周病は、歯肉炎とよばれます。
歯周に細菌の塊である歯垢がついたり、歯垢が唾液中のミネラル成分と結びついて歯石になったりし、炎症が発生しています。
歯ぐきの色は赤くなり、歯と歯の間の部分は丸みを帯びます。触ると少しブヨブヨした感覚があります。
歯肉炎になると、通常の歯磨きで出血するようになりますが、歯科医院でクリーニングして歯垢や歯石を取り除き、正しいブラッシングをすることで、正常な歯ぐきに回復します。
歯槽骨はまだしっかりしていて、歯はぐらつきません。
歯肉炎が進行すると、軽度歯周病になります。
歯と歯ぐきの間の付着器官がはがれて、歯周ポケットができます。
そこに歯垢や歯石が溜まることで炎症が広がり、歯槽骨は歯根の1/3程度まで溶けてしまいます。歯周ポケットの深さは4mm程度です。
歯槽骨にダメージはありますが、まだ歯が揺れるほどではありません。
さらに炎症が進行すると、中度歯周病となります。
歯槽骨が溶けて歯根が露出し、歯が長く見えるようになったり、冷たいものや熱いものがしみたりするようになります。
歯ぐきは腫れて歯周ポケットが深くなり、歯垢が蓄積することで、奥にどんどん細菌が侵入していきます。
歯と歯ぐきの間から膿が出てくることがあります。口臭もだんだんひどくなります。
歯槽骨の破壊が進み、歯が少し動くようになります。
最終的に重度歯周病の状態となります。
重度歯周病では歯周ポケットが非常に深くなり、歯根に歯石が大量に付着し、歯ぐきが赤く腫れて膿が出ます。口臭もきつくなります。
歯槽骨は歯の根の2/3以上も溶けてしまい、歯がぐらぐらと大きく揺れ、食事もしづらくなります。
軽度歯周病の場合
(歯周ポケット3mm以内)
まずは歯の表面の歯石を、器具を使って除去します。
PMTCで歯磨きでは落とせない着色汚れやしつこい歯垢を取り除いて、フッ素を塗布します。
軽度〜中等度歯周病の場合
(歯周ポケット3~4mm)
歯の表面の歯石を除去した後に、歯周ポケット内部に歯石ができていないかチェックし、取り除きます。
歯根面まで清掃できたら、PMTCを行ない、フッ素塗布で仕上げます
重度歯周病の場合
(歯周ポケット4mm以上)
歯の表面の歯石を除去したら、歯周ポケットの奥深くの歯石取りも行ないます。痛みがないように麻酔を使用します。4〜6回程度かかります。
歯石除去後は2週間程度間をおいてから、歯ぐきの状態と取り残した歯石の有無を確認します。
問題なければ、PMTCとフッ素塗布を行ないます。
定期的に歯科医院でクリーニングをしているのに、歯周病が進行してしまう方がいらっしゃいます。それは歯周ポケット内部の歯石を取らなかったことが原因です。
定期検診では歯周ポケットの検査まで実施して、こまめにメンテナンスしないと、歯周病の進行を抑えられません。
中程度から重度の歯周病の場合は、口を開いたときに見える歯石をクリーニングするだけでは治りません。
歯石除去は、歯周ポケット内部の隅々まで取り残さないことが大切です。
歯石にも種類があり、柔らかい歯石と硬い歯石とでは、除去にかかる回数も違います。
歯ぐきの上に見える黄色くて柔らかい歯石は、比較的簡単に取ることができます。普段から歯磨きがうまくできていて、定期的にクリーニングを受けている方の場合は、1回ですべて取り除けます。
歯周ポケット内部にできてしまうとても硬い歯石は、歯垢と唾液に加え、血液に含まれる凝固作用のある血小板などでできていて、色は赤黒くなっています。歯にしつこくこびりついて、取るのに時間がかかるのが特徴です。磨き残しが多く歯ぐきから出血している方は、このタイプの歯石が多く、除去するのに2~6回かかります。施術には麻酔を用います。